ロマン・ポランスキー監督といえば、『ローズマリーの赤ちゃん』や『戦場のピアニスト』、『オリバー・ツイスト』などを撮った有名な監督です。新作を撮ったというので、これはぜひ観たいと足を運びました。『告白小説、その結末』はフラ Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
『祝福〜オラとニコデムの家〜』
私のようなクリスチャンホームに生まれ、物心ついたときにはカトリック信徒だった人間にとって、カトリックと本気で正面から向き合うのが初聖体のときです。洗礼の記憶は乳児期なのでまったくなく、カトリックのことを正面から向き合って Continue reading
ミサはなかなか面白い 55 「主はすすんで受難に向かう前に……」
「主はすすんで受難に向かう前に……」 答五郎 こんにちは。元気かな。第2奉献文に入って、冒頭の神の聖性をたたえる句と、供えものがキリストのからだと血になるよう、聖霊の働きを願う祈りのところを見てきたね。 & Continue reading
聖人伝3 パドヴァのアントニオ
これは、聖人をこよなく愛する姉・嘉島理華(かとう・りか)と、その弟・嘉島理貢(かとう・りく)と一緒に、聖人について学んでいくノベルゲームです。 【注意事項】 ※パソコンでのプレイを推奨していますが、スマート Continue reading
アート&バイブル 15:二つの聖三位一体(二つの聖家族)
ムリーリョ『二つの聖三位一体(二つの聖家族)』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) バルトロメ・エステバン・ムリーリョ(Bartolomé Esteban Perez Murillo, 生没年 1617~1682)は、1 Continue reading
フレデリック・J・ボームガートナー著『閉ざされた扉の向こうで―教皇選挙の歴史』
日本にも久方ぶりに教皇選挙権をもつ枢機卿が誕生した。教皇選挙の歴史を物語る本を紹介しよう。2000年以降に刊行されたキリスト教の歴史・聖書・霊性に関する洋書をセレクトして紹介してきたこのシリーズも最終回。異例の長編だが、 Continue reading
ミサはなかなか面白い 54 「いま聖霊によってこの供えものを……」
「いま聖霊によってこの供えものを……」 答五郎 こんにちは。前回は、ようやくという感じで、第2奉献文に入り始めたね。そのほんの最初の、「父よ」にかかわる表現だけでもいろいろ見どころがあっただろう。 &nbs Continue reading
アート&バイブル 14:うさぎの聖母
ティツィアーノ『うさぎの聖母』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) 今回は、宗教画に登場する脇役や小道具などに注目してみたいと思います。鑑賞する作品は『うさぎの聖母』(鑑賞のポイントとあわせて、図2参照)です。その作者は Continue reading
ゲティ家の身代金
アメリカの『フォーチュン』誌に億万長者と認定されたジャン・ポール・ゲティの孫ジョン・ポール・ゲティ3世が誘拐された実在の事件をリドリー・スコット監督が映画化した作品『ゲティ家の身代金』をご紹介します。 1973年留学先の Continue reading
ミサ曲 6 栄光の賛歌 Ⅱ
齋藤克弘 バロックから古典派時代のオーケストラ全盛期に作曲された栄光の賛歌は、そのテキスト(歌詞)以上に楽器の演奏に重きが置かれ、ミサの祈りの流れとは関係なく、作曲家のテクニックが披露されるものとなったことは前回にも書 Continue reading