小平正寿(カトリック田園調布教会協力司祭) やがて夫のピエトロ・ディ・ベルナルドーネがフランスから戻ってきて、男の子が生まれたことを知り、大いに喜びました。しかし、洗礼名を洗礼者ヨハネとしたことを知ると、そのようなラクダ Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
アート&バイブル 34:受胎告知
フラ・バルトロメオ『受胎告知』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) フラ・バルトロメオ(Fra Bartolomeo, 生没年1472/75~1517)の本名はバッチョ・デッラ・ポルタ(Baccio della Port Continue reading
ミサはなかなか面白い 74 「平和のあいさつ」百景
「平和のあいさつ」百景 答五郎 だいぶ、陽の光も強くなってきたね。春分の近いことが感じられるよ。さて、前回はどこまで話したかな。 問次郎 「教会に平和を願う祈り」のところを見ました。キリストが Continue reading
こどもしょくどう
平成から元号が変わろうとしている現代を考えるとき、日本は敗戦からよくここまで豊かな国になったものだと思う。東京オリンピックを中学1年生のときに見ていたぼくは、また東京オリンピックを見られるだろうことを現実のものかと疑うほ Continue reading
ふたりの女王 メアリーとエリザベス
イギリス女王というと、今年1月に『ヴィクトリア女王 最期の秘密』をご紹介しましたが、16世紀に遡るとスコットランドとイギリスを舞台にメアリー・スチュアートとエリザベス1世が王位を争ったということをご存じでしょうか。そのメ Continue reading
アート&バイブル 33:クリストフォロ
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『クリストフォロ』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) 今回の絵はキャンバスにではなく、フレスコ画としてヴェネツィアのドゥカーレ宮殿に描かれたものです。モチーフは「クリストフォロ=キリストを Continue reading
ミサはなかなか面白い 73 「教会に平和を願う祈り」の含み
「教会に平和を願う祈り」の含み 答五郎 こんにちは。少しずつ春めいてきたね。今回もすぐ入るよ。前回は「主の祈り」の副文まで見たが、きょうはその次の部分、日本の『ミサ典礼書』の式次第で、「教会に平和を願う祈り」という見出し Continue reading
『典礼音楽の転換点』② オルガヌムとオルガン その1
齋藤克弘 合唱をするとき、よく使われるのが「ハモル」ということばです。「ハモル」もともとは「ハーモニー」、日本語では和音ということばからできた短縮語で、きれいな和音になっているという意味で使われますね。現代の音楽で「ハ Continue reading
アート&バイブル 32:キリストとよき盗賊
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『キリストとよき盗賊』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) ティツィアーノ(生没年1490頃~1576)は、長く活躍した画家ですので、初期のころと晩年とでは画風も変わってきています。今回の絵 Continue reading
ちえりとチェリー
東日本大震災から早8年のときを迎えようとしています。大切な人をなくした悲しみは、何年経とうと消えるものではないということが、伝えられています。映画作品の中にも、ドキュメンタリーだけでなく、さまざまな形で、大切な人の死とそ Continue reading