閉祭もまたミサの真骨頂 答五郎 こんにちは。さて、話の流れが大きく展開してきたのだけど、どこから歴史の話になったのかな。 問次郎 はい、76回目と77回目のところで聖体拝領前の信仰告白のことば Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
アート&バイブル 48:聖母の礼拝
コレッジョ『聖母の礼拝』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) コレッジョ(Correggio, 生没年1489~1534)は、北イタリア・エミリア地方、特にパルマで活躍した画家です。パルマ近郊の小さな町コレッジョで生まれ Continue reading
真に存在するものへの渇望――「ゴッホとヘレーネの森 クレラー=ミュラー美術館の至宝」
矢ヶ崎紘子 この映画のもとのタイトルは「小麦畑と曇り空のゴッホ」ですが、日本語版は「ゴッホとヘレーネの森」となっていて、蒐集家ヘレーネ・クレラー=ミュラーとの関係に注目しています。ヘレーネは生前のゴッホに会ったことはあ Continue reading
アシジの聖フランシスコの物語6
小平正寿(カトリック田園調布教会協力司祭) ペルージャの捕虜時代なのか、釈放後なのかは伝記によって異なりますが、フランシスコは大病を得て、そこから快癒して外に出た時、以前のように自然の美しさを楽しめなくなった自分を発見し Continue reading
典礼音楽の転換点7 ピオ10世の自発教書 その1
齋藤克弘 少々長めの夏休みを自発的に(Voluntate)いただいたので、期間があいてしまいましたが、今回は、近代における典礼音楽の大きな転換点となった文書を紹介したいと思います。それが、タイトルに Continue reading
ミサはなかなか面白い 88 多言語時代の典礼言語
多言語時代の典礼言語 答五郎 さて、ミサの式次第に沿って「交わりの儀」のところから、聖体拝領の歴史や、最近は、典礼言語の問題まで入って、16世紀から20世紀までを見てきたところだ。 問次郎 そして、意外にも Continue reading
アート&バイブル 47:トマスの不信
レンブラント・ハンメルス・ファン・レイン『トマスの不信』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この絵は、ヨハネ福音書20章19~31節に記される出来事を描くものです。復活したイエスの二度目の出現で、トマスの不信と呼ばれる Continue reading
聖人伝4 ロベルト・ベラルミーノ
これは、聖人をこよなく愛する姉・嘉島理華(かとう・りか)と、その弟・嘉島理貢(かとう・りく)と一緒に、聖人について学んでいくノベルゲームです。 【注意事項】 ※パソコンでのプレイを推奨していますが、スマート Continue reading
『人生をしまう時間(とき)』
いとうあつし神父(東京教区司祭) ある晩のこと、外出先から清瀬教会の司祭室に戻ると、留守番電話にメッセージが1件録音されていました。 「堀ノ内病院の小掘と申しますけれども、伊藤神父様にちょっとお願いしたいことがありまし Continue reading
ミサはなかなか面白い 87 国語化への希求はずっと前から
国語化への希求はずっと前から 答五郎 さて、ミサの式次第に沿ってみてきた流れで、ここのところの典礼の歴史全般にも通じる感じになってきたね。先週は、ラテン語か諸国語かという問題を、宗教改革との関係でも見たのだったね。 &n Continue reading