閉祭の歌の不思議 答五郎 こんにちは。ついこの間、教皇フランシスコが日本にやって来て、長崎、広島、東京でさまざまなイベント、そして長崎と東京でミサがあったね。 問次郎 はい、自分 Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
典礼音楽の転換点 ⑧ ピオ10世の自発教書2
齋藤克弘 さて、この教皇ピオ10世、名前だけは、第二バチカン公会議後に破門された大司教を中心とするメンバーが共同体の名称として用いた「ピオ10世会」で悪い印象を持たれているかもしれませんが、典礼音楽に関しては非常に重要 Continue reading
アート&バイブル 50:『キリストの磔刑』『キリストの生涯と受難の物語』(部分)
ガウデンツィオ・フェラーリ『キリストの磔刑』『キリストの生涯と受難の物語』(部分) 稲川保明(カトリック東京教区司祭) ガウデンツィオ・フェラーリ(Gaudenzio Ferrari, 生没年1475頃~1546)は、ピ Continue reading
ミサはなかなか面白い 91 祝福はすそ野、感謝は頂点
祝福はすそ野、感謝は頂点 答五郎 こんにちは。11月も半ばだね。日本の教会では、あることが行われる時期だけれども、なんだろう? 美沙 教会の11月は「死者の月」とされているので、墓参りでしょ Continue reading
アンドレア・ボチェッリ―奇跡のテノール
オペラに興味がありますか? 私の父は大のオペラ好きで、イタリアオペラの日本公演があると、チケットを入手するために徹夜で並ぶことをいとわないほどでした。なので、子どものころからわが家では、父が書斎に入ると、大音響でオペラを Continue reading
アート&バイブル 49:スープ皿の聖母
コレッジョ『スープ皿の聖母』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) 前回に続き、コレッジョの作品です。これは祭壇画として板に描かれており、アーチ状の縁がついています。そのためわかりにくいと思いますが、聖母は右手にお皿のよう Continue reading
ミサはなかなか面白い 90 ミサは祝福であふれている
ミサは祝福であふれている 答五郎 こんにちは。連載が始まってもう3年。回も重ねて90回。 美沙 人間でいえば「卒寿」ですね。 答五郎 卒業が近いということかな(笑 Continue reading
細野晴臣ドキュメンタリー映画『NO SMOKING』
細野晴臣というミュージシャンをご存じでしょうか。私にとって細野晴臣という人は、音楽の世界に触れるとき、大きな影響を与えてくれた人でもあります。松本隆、大瀧詠一、鈴木茂とつくった「はっぴいえんど」に始まり、その後、YMOと Continue reading
『ラフィキ ふたりの夢』
井手口満(聖パウロ修道会) 最近、『ある少年の告白』(監督:ジョエル・エドガートン/2018年/アメリカ)『君の名前で僕を呼んで』(監督:ルカ・グァダニーノ/脚本:ジェームズ・アイヴォリー/2017年/アメリカ・ブラジル Continue reading
痛快冒険小説「ホルケウ英雄伝 この国のいと小さき者 Heroic Legend of the North」を胸躍らせながら読んだ
著者の山浦さんは岩手県大船渡市の町医者。ケセン語訳聖書を書いたことで知られている。その山浦さんがライフワークとしてケセン語訳聖書とともに著したものが、蝦夷の歴史小説だったという。 蝦夷族のよき社会が大和朝廷によって征服さ Continue reading