『古代キリスト教と女性 その霊的伝承と多様性』

『古代キリスト教と女性 その霊的伝承と多様性』 宮本久雄編著、教友社、2022年。定価:2000円+税 220ページ   19世紀に出現したフェミニズムは、思想や政治の世界だけでなく、学問の世界にも大きな影響を Continue reading


対談 映画『桜色の風が咲く』 松本准平監督に聞く

鵜飼清(AMOR編集部) ●プロローグ 松本監督とお話する場所を高田馬場にさせていただいたのには、ちょっと理由があります。高田馬場というところには、ヘレン・ケラーと縁があります。大久保に日本ヘレン・ケラー協会があり、JR Continue reading


『桜色の風が咲く』

目が見えない、耳が聞こえないという世界はどんな世界なんだろうと、中学生の頃から身体障害者の施設へ月に1回、神学生とともに通っていた私は、ある程度年月が経ってから思うようになりました。大学生活も終わりに近づいたとき、健常者 Continue reading


『聖母マリアのカンティーガ―中世イベリアの信仰と芸術―』

『聖母マリアのカンティーガ―中世イベリアの信仰と芸術―』 菊地章太著、サンパウロ、2020年。定価:2100円+税 246ページ/A5判 並製   今日、スペインとポルトガルのあるイベリア半島は独自の興味深い文 Continue reading


2 聖歌に込められた祈りと賛美:マリア賛歌を例に

松橋輝子(東京藝術大学音楽学部教育研究助手 桜美林大学非常勤講師)   8月15日は日本のカトリック教会にとってとても重要な日です。聖母被昇天の祝日、また、1549年8月15日にフランシスコ・ザビエルが来日した Continue reading