サン・ジャン・ピエ・ド・ポールへの旅……ソーヴール・カンドウ神父の故郷

井筒 健(カトリック関町教会信徒) 1983年10月から1989年1月まで足かけ6年間、北アフリカのチュニス(旧カルタゴ=ローマと覇権を争ったフェニキア人のカルタゴ帝国の首都)に家族と一緒に駐在した。小学生だった息子と娘 Continue reading


微笑みの天使に勇気づけられて―姉と過ごしたフランスでの1週間―

松橋輝子(桜美林大学非常勤講師、東京藝術大学大学院音楽研究科博士課程) コロナパンデミックにあって、人々は自由に海外旅行をすることができない。こんな日が来ることをおそらく誰も想像していなかっただろう。今のわたしにとっての Continue reading


父とともに最後にいった長崎の思い出

中村恵里香(ライター) 私の旅好きは父が作ってくれたものなのかもしれません。子どもの頃身体が弱く、しょっちゅう熱を出す私を、長期の休みになると、広島の両親の実家に預けるために寝台列車に乗って連れて行ってくれました。帰りも Continue reading


わたしの信仰生活日記ー神の存在証明ー(8)重荷を背負いて

酒井瞳(日本福音ルーテル教会信徒) 1.役目と役割。 この記事を書いているこの日、私は友人の演劇を諸事情により観にいけなくなってしまった。普段からあまり観劇する方ではないので、突然のトラブルに悲しくなったほどだった。しか Continue reading


アート&バイブル 88:「聖母子と洗礼者ヨハネ」と「聖家族」

ポンペオ・バトーニ『聖母子と洗礼者ヨハネ』『聖家族』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この二つの絵の作者ポンペオ・バトーニ(Pompeo Batoni, 生没年1708~87)はローマに生まれ、同地で没し、その画業は Continue reading