最近の欧米での排外主義の台頭は、20世紀の悪夢ともいえるドイツ・ナチズムの記憶を呼び起さずにはいられない。キリスト教の立場から、あのナチズムと対決した教会指導者・神学者たちについて物語る本を紹介し、認識を新たにしてみたい Continue reading

最近の欧米での排外主義の台頭は、20世紀の悪夢ともいえるドイツ・ナチズムの記憶を呼び起さずにはいられない。キリスト教の立場から、あのナチズムと対決した教会指導者・神学者たちについて物語る本を紹介し、認識を新たにしてみたい Continue reading
前回はマタイ福音書5章のいわゆる「山上の垂訓」の「心の貧しい人は幸い」という箇所について述べた。今回はそこの併行箇所であるルカ6章20節以降の「平地の説教」とマタイ5章の「山上の説教」と読み比べてみよう。 まずこの文を先 Continue reading
ゆるしを告げることば 答五郎……さて、ミサの始まりにあたっての回心のことを勉強しているけれど、「……わたしは、思い、ことば、行い、怠りによって……」という告白の祈りをするのとは別のやり方に出会ったことはないかな。 &nb Continue reading
昨年から今年にかけて、チベットを舞台にした映画を見る機会が増えています。最初に観た映画が池谷薫監督の「ルンタ」というチベット仏教の僧による焼身自殺をテーマにした映画でした。そして、中国人監督による「ラサへの歩き方——祈り Continue reading
齋藤克弘 最初の楽譜は線がなく、約100年後、一本の線を引くことで音の高さを初めて表すようになったこと、その線は下の音が半音になるド(C)とファ(F)であったことまでお話ししました。このド(C)とファ(F)を音部記号とし Continue reading
開祭での回心 答五郎……さて、ここまで、ミサの開祭と呼ばれるところの最初の部分の対話句をかなり細かく見てきたと思うよ。それはね、「父と子と聖霊のみ名によって…」はミサだけでないさまざまなところで重要なものだ Continue reading
マタイ5章3節の「真福八端」の「心の貧しいもの」という表現が気にかかる。 この「心の貧しきもの」という表現は日本語の一般的な用法とは異なっている。日本語では「経済的には豊かでも心が貧しい」というような否定的な意味で使われ Continue reading
主は皆さんとともに 問次郎……答五郎さん、実は、この間、カトリックとは違うある教会の礼拝を見学させてもらってきたのです。するとミサの初めの対話句と似たものがあるなぁと思ったのですが、カトリック教会で「また司祭とともに」と Continue reading
服部 剛 夕刻の高速船は鯛ノ浦からゆっくりと出港し、上五島の島が遠のいてゆく。この日の海は比較的凪いでおり、雲間から漏れる西陽が、海原を淡い夕暮れ色に染めていた。巡礼の旅の間に改めて読んだ『沈黙』は、鞄の中で静かに眠っ Continue reading
愛の形にはさまざまな形があります。与える愛、受ける愛もそうですが、父性愛、母性愛、そして家族愛などもあります。今回ご紹介する映画はそんな愛のかたちを考えさせられる映画です。 物語は1918年第二次世界大戦中のオーストラリ Continue reading
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