さくら


近所の公園にはいろいろな種類の桜が植えられており、初冬の寒桜から月の八重桜まで楽しむことができます。

今年の桜は例年より早く満開を迎えました。

これから見ごろの桜。既に散って花の跡をピンクに残しながら、やがて来るであろう新緑の若葉の準備をしている桜。

そして雪のように花びらを散らせている桜。

わたしも古希が近くなってきたので、この公園の桜と育ちました。

昨晩の雨でしょうか。

今朝公園に行くと、地面は花弁を敷き詰めたようです。

 

頭上からは花弁がぱらぱらと降り注いでいました。

しばらく行くと、今が盛りの大木です。

 

どうどうとした姿が見事。

そして気が付いたのは、池の花筏。

色々な種類の花が見事な色合いを見せていました。何か風に吹かれて仲間と共に集まってできた花筏が、なぜか人生のように思えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清々しく  散る桜の   美しさ

 

そして今日、散歩仲間から誘われて見に行った老木の姿が人生を教えてくれたように感じました。

 

隣の本が倒れ、この木はその隣で幹から折れたものでした。

確かに老木ですから、いつかは倒れるのでしょう。

しかし、驚いたのは、老木は花を満開に咲かせていたのです

 

いつしか倒れるであろう老木。

でも春を感じて、倒れる瞬間にまで花を咲かせていました。

わたしの心は、もうすでに桜を人生に見立てていました。

  倒れし老桜   満開の白き花

あき(横浜教区)

 


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