余白のパンセ 10 愛の人――高松凌雲

寒さが続く冬の一日、それでも少しずつ春らしい日差しを感じる頃、谷中霊園に足を向けました。高松凌雲という人のお墓へ行こうと思ったからです。ずいぶんと久しぶりの谷中墓地でした。最初に高松凌雲のお墓に行ったのはいまから42年前 Continue reading


こころを開く絵本の世界 15

山本潤子(絵本セラピスト)   揺れながら  春らしい陽射しを感じる今日この頃、先月までは真っ暗だった私の起床時間にビルの谷間から朝日が上るようになりました。それでも早朝はまだまだ寒く、一晩かけて体温と馴染んだ Continue reading


ベルファスト

一般的に英国(イギリス)と呼ばれている国は、イングランドやスコットランド、ウェールズという大ブリテン島の国と北アイルランドの四ヶ国から成る連合王国で、本作の題名になっているベルファストは北アイルランドの首都です。全体が英 Continue reading


京大 おどろきのウイルス学講義

宮沢孝幸『京大 おどろきのウイルス学講義』藤崎衛訳、PHP新書、2021年。定価:1,023円 224ページ 昨年読んだ本をご紹介します。 新型コロナで大騒ぎしている中、本屋さんで見つけた本。便乗本かと思ったらなんのなん Continue reading