鶏肉の塩レモン炒め煮


梅雨明けまだだというのに、毎日猛暑といった状況ですが、お変わりありませんか。こんなときは台所に立つのもいやになりますよね。なんとかガス台に向かう時間を短くしたい時にわが家では、下味をつけた冷凍肉を焼くなど、時短に励んでいます。暑くて食欲のない時に、レモンの味のついた肉を焼くことでさっぱりと食べられ、レモンに含まれる酸と隠し味の砂糖が鶏肉の保水性を高め、しっとりジューシーな仕上がりで、さわやかな味わいでを楽しめる鶏肉のレモン炒め煮をご紹介します。

もう一品は、このたれをつくっておけば、1か月保存ができ、さまざまにアレンジできるうまみそ酢をご紹介します。

鶏肉の塩レモン炒め煮

時間のある時にまとめ買いをして冷凍しておけば、いざというときに便利な鶏料理です。暑い夏にさっぱり食べられるのも利点の一つです。

材料(2人分)

鶏もも肉…1枚(約300g)※鶏むね肉でも可
塩・こしょう…各少々
レモン…1/2個
★レモン汁…大さじ1と1/2
★にんにく(薄切り)…1かけ分
★白ワイン…大さじ2
★砂糖…小さじ1/2
★塩…小さじ1/4

 

作り方

1.鶏肉は3~4cm大に切り、塩・こしょうをふります。レモンは皮をよく洗ってから輪切りにします。

2.冷凍用保存袋で★のレモン汁大さじ1と1/2、にんにく(薄切り)1かけ分、白ワイン大さじ2、砂糖…小さじ1/2、塩小さじ1/4を合わせ、鶏肉を加えてさっと揉みます。平らに形をととのえ、空気を抜いて袋の口を閉じます。冷凍庫で急速冷凍すれば、3~4週間保存可能です。

3.冷凍した鶏肉は冷蔵庫でひと晩自然解凍、もしくは流水をあてて、半解凍にします。

4.フライパンにオリーブオイル小さじ2(分量外)を入れて中火で熱し、袋から取り出した鶏肉を漬け汁ごと加え、焼きます。

5.5分ほどたったら裏返し、さらに2分ほど炒め煮にします。

 

 

 

うまみそ酢

味噌ならではのこってりした味わいの中に、ほのかな酢の酸味がある万能だれをご紹介します。アレンジ次第でさまざまな料理に使え、一度つくれば1か月持つものです。うまみそ酢を使った3品も紹介します。

材料

日本酒 1カップ
みそ  1/2カップ
砂糖  1/2カップ
酢   1/2カップ
昆布  10g

 

作り方

1.鍋に日本酒1カップ、砂糖、酢それぞれ1/2カップ、昆布を入れ、強火にかけます。沸騰したら火を止め、粗熱が取れたら昆布を取り出します。

2.ボールに味噌を入れ、粗熱の取れた1の液体を少しずつ加えながら泡立て器で混ぜ合わせ清潔な容器に移します。

 

 

なすと油揚げ煮

なすは、煮ても焼いてもおいしいですが、暑い時には火を使うのがちょっと面倒です。さっと焼いてうまみそ酢と合わせるだけで夏向きの一品になります。

材料

なす  2本
油揚げ 2枚
うまみそ酢 1/2カップ
サラダ油  大1

 

作り方

1.なすはへたを取り、縦半分に切り、皮面に斜めに薄く切り込みを入れます。油揚げは縦半分、横3等分に切ります。

2.フライパンを熱し、サラダ油大1を入れ、なすを皮面から焼きます。皮面がきれいな紫色になったら、返し、フライパンの空きに油揚げを入れ、焼き付けます。なすがきつね色に焼けたら、うまみそ酢1/2カップを入れ、全体に絡めるように煮ます。とろみがついたらできあがりです。

中村恵里香(ライター)


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