3月をとおしてテーマとして浮かび上がってきたのは「食」です。きっかけは、今年の3月がすっかり四旬節に包まれていたことです。四旬節の意味合いの一つとして「断食」があります。キリスト教において「食」を節することへの勧めがどのような意味をもっているのか……。そこから現代の「食」の危機、食育の大切さ、「食」を通じての人間回復、共同性回復の試みなど、今、「食」をめぐる動きの活発なすがたが見えてきました。人間にとってはもちろん、そして、キリスト教にとっても「食」は大切なテーマです。その入口、窓口、切り口はどこにあるのでしょうか。いくつかのアプローチをとおして触れてみたいと思います。
私がつくった本の原点に立ち戻りたい(2018年4月3日追加)