コロナ禍で知り得た心の知恵


吉田章(横浜教区金沢教会)

私たちには体験もなければ、想像もしなかった恐怖の病魔が世界中に拡散して、人々の命が危険に晒されています。この病魔に襲われて此の世から消えた人が525万人、日本人の死者も2万人を数えます。この病魔に襲われ高い熱が出て呼吸困難となり、味覚や臭覚が失われて高齢者の多くは重症化し死に向かう全世界の感染者は2億8千万人に上ります。

この恐ろしい病魔を私達はどうすれば避けられるのか? 病魔に侵されずに生き抜く方策は何か? 何度自問しても、ウイルスの存在が肉眼で確認出来ないだけに、その手立ては難解です。先ずは人が大勢行き交ってウイルスが飛翔し附着しそうな人混みを避け、常時マスク着用して身の回りの除菌消毒を心掛ける事を試みました。誰もが思い付く単純明快で即時実行可能な行動です。これを無駄な事と思わず素直に精神力と体力の大切さに気付いて、日常的に規則正しく栄養豊かな食生活と継続的な体力増進運動を心がけて免疫力の維持向上をはかり、私は“命を守る基盤”を考察する思考に目覚めました。

現在ワクチン接種による免疫効果は医学上高い信頼性があり、全世界全人類に完全接種する方策も進展していると共に、全世界の医化学研究機関の協力で新製医薬 “mRNA”による新ワクチン開発が進み、新オミクロン株ウイルスの絶滅にも大きな期待がかかる新ワクチン接種による嬉しい未来が見えてきました。また日本政府も経験則精査による新指針を示し、感染者の完全隔離、自宅療養施策廃止に加え濃厚接触者も完全隔離して治療実施、さらに専門治療施設拡充、全国民に免疫力強化のワクチン3度目接種開始等々、緊急性をもって推進する国の新施策の恒久性を見守りたい思いです。私たちは、ウイルス感染から自分を守れば、その成果が家族や近親接触者の命を守り、広く日本中の人を守り、全世界の人々の命を守って支え合い、苦楽を分かち合って楽しく生きる環境育成につながります。私たち一人一人が病魔から命を守る強い決意の行動から心温かい生活環境像も見える様ではありませんか。

コロナ禍で制約されている友情交流を蘇らせ、湯気立つ会食談義を沸かせ、スポーツ演芸の観客声援や激励が記録を活性化し、公園愛護会の丹精が四季を彩り開花します。ネットコミュニケーションの心温かい交流親睦が輝きます。私がコロナ禍の家籠り健康の増進に奮起したウオーキングでは、毎日1時間半・8000歩の散策で、四季折々の花鳥風物に親しみ、仰ぐ大空を流れる雲の変容にも強く心を惹かれました。毎日の繰り返す自然の変移を観察して、季節感の漂う雲の色彩変化に惹かれます。我が生命の出会う貴重な自然現象一幕を俳句で吟詠して心に刻み、スマホを天に向けて瞬間情景を記録しました。情景に動く心を俳句で吟詠し得るのは将に命ある証です。生きているからこそ生まれる吟詠句と、その定かな証拠映像が添付できるインターネットコミュニケーションは、多くの方々の好感を得ており、生きているからこその喜びです。大変幸せです。

黄昏の後神伸び立つ深紅葉 松庵

SNSの「フェイスブック」を通じて、各種の掲載情報が沢山の人々と共有出来て、遠隔地でも心を通じて喜びが分かち合える凄い世界が開けています。

ネット交流の世界の存在に浸って独りだけで籠り持つ思いや、忘れられない沢山の人々との思い出が、広域の大勢で共有出来る世界に恵まれた今を思うと、コロナ禍の災いが転じて誠実な思考が伸び輝く福が、私達の暮らしに喜びを集めています。

 


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