AMOR2月の特集テーマは、「明治とキリスト教〈その1〉」です。
今年は明治維新150周年にあたり、NHK大河ドラマ『西郷どん』をはじめさまざまな企画がメディアを賑わせています。現在の日本人の意識、感覚、精神性とキリスト教の関係を新たに問いかけるウェブマガジンとして、幕末の動向を含め明治という時代は、避けては通ることのできない対象です。
今年に入って特集発信が当月の終わり頃になっていて、紙の雑誌の通例とは真逆の展開かもしれません。実は、考えていきたい、どのテーマも一回で完結できるようなものではないこと、どのテーマもさまざまな側面に目を向けながら掘り下げていくべきものであることを覚え始めているからです。今回も「明治とキリスト教」を考えていくためのアプローチを分かち合っていただきたいと思っています。まず、二つの「窓」明治とキリスト教の関係を知るための図書紹介コーナーと近代キリスト教事始めに関する2つのトピックを紹介するコーナーで、この大きく深いテーマに着手していきたいと思います。
トピック1 日本近代キリスト教事始め~それは外国人居留地から始まった
マルコ・マリ・ド・ロ神父を描いた本(2018年3月13日追加)
日本の殉教者の血は実を結ばなかったのか――明治150年のカトリック教会の宣教政策を考える(2018年3月22日追加)