齋藤克弘(典礼音楽研究家) キリスト教の音楽の中で題名として有名なものというと「ミサ曲」ともう一つ「アヴェ・マリア」があげられると思います。その「アヴェ・マリア」で一番知られているのは、バッハの「平均律クラヴィーア曲集」 Continue reading
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復活祭と聖歌
復活祭はキリスト教で一番盛大で大切なお祝いですが、日本ではクリスマスほどなじみがありません。その理由はおそらく、クリスマスが日付で決まっているのに対して、復活祭は毎年、日付が異なる(移動祝日と言います)からでしょう。さら Continue reading
楽譜の発展 2
齋藤克弘 最初の楽譜は線がなく、約100年後、一本の線を引くことで音の高さを初めて表すようになったこと、その線は下の音が半音になるド(C)とファ(F)であったことまでお話ししました。このド(C)とファ(F)を音部記号とし Continue reading
楽譜の発展 1
齋藤克弘 前回は楽譜の起源についてのお話でした。最初の楽譜には「線」がなかったというのには驚いた方もられたでしょうか。 ところで、皆さんは楽譜をすらすら読めますか。「楽譜を読む」なんて変な言い方だと思われるかもしれません Continue reading
楽譜の起源
齋藤克弘 これは五線譜に限ったことですが、わたしたちが音楽で使う楽譜は、左から右へと流れていきますよね。でも、なんで左から右へと進んでゆくのでしょうか。疑問に思ったことはありませんか。 「そういうふうに昔から決まっている Continue reading
クリスマスの音楽
齋藤克弘 街中でもテレビでもクリスマスソングがBGMに流れていますね。クリスマスは元々キリストの降誕(聖誕)を祝う行事ですから、古来、さまざまな音楽が作られました。最も有名なクリスマスの歌=クリスマスキャロルは「きよしこ Continue reading
つい最近のこと
齋藤克弘 皆さんは音楽を聞こうとするとき、どのような方法を使いますか。「方法」なんていうと大げさですが。言い方を変えてみましょう。いつも生演奏を聞いているなんて人はいらっしゃいますか。え、ドラえもんのスネ夫だってそれは無 Continue reading
プロローグ
齋藤克弘 皆さん初めまして。 わたくしは長野県の上田市に在住、横浜教区の上田教会で典礼係、オルガン奏者を務めています。また、日本の教会の司祭を養成する学校、日本カトリック神学院の東京キャンパスで「典礼音楽入門」という授業 Continue reading