石井祥裕(カトリック東京教区信徒/典礼神学者) 今は昔、もう30年近く前のこと、オーストリアはチロル州インスブルックでの留学生活の思い出を掘り出してみますと……。緯度が稚内ぐらいのところにあるインスブルックは、12月とな Continue reading
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《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 42:根底にあるイエスの食事の記憶
根底にあるイエスの食事の記憶 答五郎……さて、探究は「感謝の典礼」にいったところだが、いいかな。式次第順に見ていくこともひとつの方法だけれど、まず「感謝の典礼」全体を見渡すということが大事だよ。その成り立ちを考えるという Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 41:「感謝の典礼」に入ろう
「感謝の典礼」に入ろう 問次郎……答五郎さん、お久しぶりです。 答五郎……おお、問次郎くん、久しぶり。どうしていた? 問次郎……いやあ、答五郎さん、「 Continue reading
ハロウィンと諸聖人をめぐる謎
いったいハロウィンとは何なのか。キリスト教とは関係があるのかないのか。その起源を調べてみると、どうしても教会の祭日「諸聖人」との関係を見なくてはならない……。そう思って両方を調べていくとどちらも謎めいてくるのだ。少し長く Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 40:朗読後の「神に感謝」
朗読後の「神に感謝」 答五郎……さて、「ことばの典礼」だけでも20回目になるが、きょうはもう一度ふり返ってみて、さらに気になるところがあったら考えてみよう。 聖子……見学していて Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 39:奉献文にもある“共同祈願”
奉献文にもある“共同祈願” 答五郎……共同祈願のところを見てきて4回目になる。前回、「困難に悩む人のために祈る」という意向3の趣旨を考えるための参考に、ビザンティン典礼の奉献文「バシレイオスのアナフォラ」の一部分を見てみ Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 38:「困難に悩む人々」のために
「困難に悩む人々」のために 答五郎……共同祈願のことを考え始めて3回目だね。前回は、「すべての人のための祈り」という共同祈願の特質が、意向1では「教会の必要のため」と意向2では「国政にたずさわる人々と全世界の救いのため」 Continue reading
日本とキリスト教の道半ば
石井祥裕 所属教会で歴史の学習会を実施している。その中で教会書的に知っていた「島原の乱」に関して、研究が目覚ましい変貌をとげていることを知った(書籍紹介参照)。大きな視野で語ってくれる著者たちから示唆を受けて、目を開かれ Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 37:「すべての人」へのまなざし
「すべての人」へのまなざし 答五郎……こんにちは。ちょっと休んでしまったが、元気かな。前回から「ことばの典礼」の最後の部分にあたる「共同祈願」のことを考え始めたね。 瑠太郎……はい。「共同祈願 Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 36:共同祈願の「共同」って?
共同祈願の「共同」って? 答五郎……さて、「ことばの典礼」を扱って16回目になるね。テーマを共同祈願に移そう。見たことは? 瑠太郎……日曜日のミサに行くと行われていますね。僕が行ったところでは Continue reading