末森英機(ミュージシャン) その昔、カルカッタ。今はコルカタ。中心街にほど近い、ボウズロードという、比較的、イスラム教の人々が多い、そのメインストリート沿いに、マザー・テレサの本部がある。その一階に、マザーの棺が納められ Continue reading
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神さまの絵の具箱 30
末森英機(ミュージシャン) 「あなた以外の、生き物が、流す涙を、あなたは見たことがないのですか?」 「身体を蹴られているんですよ」 「他人(ひと)の不幸は、あなたの不幸ではないのですか?」 「ひとが苦しめば、あなたも苦し Continue reading
神さまの絵の具箱
末森英機(ミュージシャン) 死が近づく。呼吸は出口を求める。そのとき、ひとりひとりの人間は、その胸に、最後の審判の朝を、はたして、見ているのだろうか。それとも、底なしの闇の時間を、さらに、眠り続けて、いるのだろうか。 あ Continue reading
神さまの絵の具箱 28
末森英機(ミュージシャン) わたしたちは、神さまの道具になりたい? わたしたちは、神さまの奇跡の、道具になる。 十字架と復活は、ほんとうの、つまずき。そう言ったのは、キルケゴールだったかしら? この十字架と、復活の前に、 Continue reading
神さまの絵の具箱 27
末森英機(ミュージシャン) 疵(きず)のない善。それを言うのは、滅びることのない悪である。その言葉をあらわすのは、イエスが、足の骨を折らずに、殺された、というしるしである。砕かれる者と、砕く者がいる。そして、にもかかわら Continue reading
神さまの絵の具箱 26
末森英機(ミュージシャン) 世界でいちばん不運で、幸せな、わたし。とは、どんなことがあろうとも、変えたくて、変えられなくて、でも、始まりだけが、春だと覚えていること。きれいに、疑うことを、知らないこと。酔っぱらいの、ユメ Continue reading
神さまの絵の具箱 24
末森英機(ミュージシャン) あるとすれば、正義の戦(いくさ)に、〝奇跡〟は、瞬間の出来事(もの)。露で顔を洗ってくれるような〝癒(い)やし〟は、進行するもの。 「主は、主のときにわたしをいやす」(ルカ17:12-19) Continue reading
ことばの窓 4
詩人とは、見者である。多くの人々が通り過ぎてゆく風景にふと立ち止まり、風の囁きに耳を澄まし、詩(うた)を紡ぐ。それは本来、誰もがもつ視力であるが、大人になるにつれて、忘れられてゆく。詩人は日常に隠れた神と対 Continue reading
神さまの絵の具箱 23
末森英機(ミュージシャン) イエス・キリストだけが、フシギを行なわれる。閉ざされた秘密ではない。わたしたちの、体のなかに、天のやさしい風が、吹いていることを感じられるなら。愛が戦いを好むことが、いつでも、わかる。なぜなら Continue reading
神さまの絵の具箱 22
末森英機(ミュージシャン) キリストの言葉に、身をまかせて、水の上を歩くとき。月の届かないほどの、長い梯子がどこまでも、そびえていて、その梯子をのぼることが、神に近よるということを忘れます。独楽のようにおどりめぐり、火の Continue reading