今月の特集は、島原天草一揆、いわゆる「島原の乱」を取り上げます。今から380年前の1637年、和暦では寛永14年10月25日(西暦1637年12月10日)に起こった、有馬村の百姓が島原藩代官林兵左衛門を殺害した事件が一揆 Continue reading
カテゴリー: 特集13 島原天草一揆
日本とキリスト教の道半ば
石井祥裕 所属教会で歴史の学習会を実施している。その中で教会書的に知っていた「島原の乱」に関して、研究が目覚ましい変貌をとげていることを知った(書籍紹介参照)。大きな視野で語ってくれる著者たちから示唆を受けて、目を開かれ Continue reading
森崎東監督夫妻と歩いた原城祉
鵜飼清 いまから30年も前のことになるのだが、親しくさせてもらっていた映画監督・森崎東さんの実家を訪ねたことがある。森崎さんは長崎県の島原出身であり、お母さんの法事のために帰郷されていた。 ぼくはこのとき、堀田善衛の『海 Continue reading
“静かなる研究ブーム”~~島原天草一揆(島原の乱)をめぐる最近の出版動向
「島原の乱」については、気がつくかぎり2012年以降のBSテレビの歴史番組でも取り上げられることがたびたびありました。歴史家たちの研究が新生面を迎えていることを背景にしています。概説的にこの歴史的出来事を語る専門書・一般 Continue reading