末森英機(ミュージシャン) 恩知らずの罪は、わたしである。罪はわたしの冠である。罪の誇りを冠っている、わたしである。したたり落ちる血しおこそ、汚れた血統(ちすじ)の、これはたまものである。なにもかも押し流す涙を生む。 Continue reading

末森英機(ミュージシャン) 恩知らずの罪は、わたしである。罪はわたしの冠である。罪の誇りを冠っている、わたしである。したたり落ちる血しおこそ、汚れた血統(ちすじ)の、これはたまものである。なにもかも押し流す涙を生む。 Continue reading
エミリ・ディキンスンという詩人をご存じでしょうか。現代では、最もキリスト教的詩人として高い評価を受けている作家でもありますが、私がエミリ・ディキンスンと出会ったのは、大学時代の一般教養で学んだ英語の授業でした。でも、その Continue reading
末森英機(ミュージシャン) 神のくびきの亡命!! 果たせるかな。このせまい両肺のなかまで、あなたを囲い込み、この血のなかに、転がり込む、証しのみ言葉をいつかしら歌うために。血筋のその汚れ。口ずさむための、言葉に変えて、と Continue reading
末森英機(ミュージシャン) 天にあっては、真理の砦(とりで)をひとり守るカミ。地にあっては、真実の囲いをひとり編むカミ。私たち以外、だれひとり住みたがらない、このようなわびしいところ、わたしたちのからだに。玄関番のように Continue reading
人は誰もが、人生の何処かで<私は何のために生きているのだろう?>と考える時期があると思います。僕の場合は、思春期に<生きる意味>を自らに問い、思いを巡らせていました。 『深い河』の中では、それぞれの登場人物が自らの人生経 Continue reading
末森英機(ミュージシャン) 世界一、こころから追い払われるときにこそ、たましいがよろこぶさまが、聞こえる。「これらのことで、神さまはアブラハムを試された」(創世22:1)で始まる。あまりにも長いあいだ見捨てられていたから Continue reading
たった4章だけの旧約聖書の小預言書、ヨナ書。そこに登場するヨナは、巨大な魚(鯨とは書かれていないが自然に想像してしまう)に呑み込まれたエピソードで有名である。この話のゆえにキリスト教美術でも人気がある。このヨナ書を、ヨー Continue reading
末森英機(ミュージシャン) マタイの福音書ではページをめくれば、〝キリスト・イエスの系図〟という血統(ちすじ)が描かれている。家族から家族へと順にたどっていくと、もっと、あらゆる闘いに勝てるのだろう。カヌーかタバコの紙で Continue reading
末森英機(ミュージシャン) あらゆる時、あなた方は、もう十二分にユダをしてきた。過ちに包まれた。許しよりも死を選んできた。あらゆる時代で。この二千年近くを。それでも、あなた方はラザロになれた。除け者にされ、追い出されたの Continue reading
今世界の各地でテロといわれる殺戮が行われています。そんな不穏な状況の中、2013年4月15日に起きたボストンマラソンのテロ事件を扱った映画が公開されることになりました。 この事件、ニュースから流された衝撃的な映像が今もこ Continue reading
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