博士と狂人

1928年の第一版刊行まで実に70年以上を費やした世界最高峰の辞典『オックスフォード英語大辞典』通称OED。 このOEDの誕生秘話をドラマチックに描いたノンフィクション本『博士と狂人―世界最高峰の辞書OEDの誕生秘話』が Continue reading


『ある画家の数奇な運命』ーーフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督

現代美術界の巨匠であり、ドイツ最高峰の画家、ゲルハルト・リヒターをモデルにした映画である。監督のドナースマルクは、リヒター自身の著書や伝記に魅せられて映画化したという。映画ではリヒターがクルトになって描かれている。 映画 Continue reading


余白のパンセ 5 「民学の会」へ誘われて

私は大学を卒業してから渋谷にある小さな出版社(インタナル出版)に入り、出版とはなにかを学び始めました。あるとき、編集長の林一夫さんから出版人が集まる会に一緒に行こうと言われて顔を出したのが「仮面の会」でした。「仮面の会」 Continue reading


アート&バイブル 69:フラ・アンジェリコの三つの「受胎告知」(3)

フラ・アンジェリコ『受胎告知』(サン・マルコ美術館) 稲川保明(カトリック東京教区司祭) 最後にサン・マルコ美術館の受胎告知に目を向けてみましょう。この作品は、フラ・アンジェリコが50歳頃に描いたフレスコ画です。前二作品 Continue reading


アート&バイブル 68:フラ・アンジェリコの三つの「受胎告知」(2)

フラ・アンジェリコ『受胎告知』(司教区美術館 コルトナ) 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この絵は、元来はコルトナのサン・ドミニコ修道院の祭壇画として描かれていたものです。ここで、フレスコ画とテンペラ画の違いを見てお Continue reading


余白のパンセ 4 コルベ神父「身代わりの愛」から想うこと

鵜飼清(評論家) マキシミリアノ・マリア・コルベ神父が、ゼノ、ヒラリオ修道士と共に日本へ宣教をしにやってきたのは、1930(昭和5)年でした。コルベ神父たちは長崎で宣教誌の『無原罪の聖母の騎士』を日本語で発行しはじめます Continue reading