末森英機(ミュージシャン) 「神は愛である」(ヨハネ4:8)そして「焼き尽くす火である」(ヘブライ12:29)と、じぶんの運命をみずからの血をひたしたペンで書けるものは幸い。それは、神の怒りが憐れみであることを知っている Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 24
古谷章・古谷雅子 9月25日(日)第11日目 晴 <行程24.5km/累計277.0km> ビジャフランカ・モンテ・デ・オカ~カルデニュエラ・リオピコ 6時過ぎに出発したが、真っ暗な中の山道の登りなのでゆっくりと慎重に歩 Continue reading
神さまの絵の具箱 3
末森英機(ミュージシャン) 「ひとがその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない」(ヨハネ15:13) あなたは、わたしのように死なないでほしい。胸を引き裂かれ、ここちよい眠りから、弾き出されるように。日 Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 23
古谷章・古谷雅子 9月24日(木)第10日目 曇のち晴 <行程28.5km/累計252.5km> グラニョン~ビジャフランカ・モンテ・デ・オカ 6時前から起きてアルベルゲの朝食。食堂に飲み物やパン、コーンフレークスなどが Continue reading
神さまの絵の具箱 2
末森英機(ミュージシャン) いとおしさを、こめて「よき小さなイスラエル」よ、と呼んでおこう。すわってオリーブの木にもたれかかり、麻酔にかけられたような、蝶に春をかいでいる、とても貧しい靴屋だ。靴つくりなのに、彼は裸足だ。 Continue reading
ケスター・アスプデン著『要塞教会:英国のローマ・カトリック司教と政治 1903〜63』
EU離脱との話題で国家の針路に関心が高まる英国、その中でローマ・カトリック教会はどのような立ち位置にあるのだろうか。20世紀の軌跡についての概観の書を紹介する。なお文中、英国教会と記さされるのは英国国教会、イングランド国 Continue reading
『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』
101歳という数字は、遙かなる数字だ。65歳のぼくには、まずその数字に気が遠くなった。このおばあさんとおじいさんはいったい何者だというのが映画を観る前のぼくの感想だった。 おばあさん、おじいさんと言っても、ぼく自身が前期 Continue reading
エンドレス・えんどう 5
世の中には時々、不思議なことがあります。前回に続き、『深い河』に描かれていることの中で、もう一つ、〈不思議なこと〉について、考えてみましょう。 病により死を前にした磯辺の妻は、ある夜、夢を見ます。それは、慣れない一人 Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 22
古谷章・古谷雅子 9月23日(金)第9日目 曇のち晴 <行程27.5km/累計224.0km> ナヘラ~グラニョン 朝は昨日買っておいたバナナをアルベルゲの食堂で食べてから出発。暗い中を順調に歩いてアソフラに着いた。この Continue reading
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
人は誰でも、癒えない傷や忘れられない痛みを持っている――そんなことを考えさせられる映画に出会いました。それが『マンチェスター・バイ・ザ・シー』です。 この映画は、第89回(2017年)アカデミー賞で主演男優賞と脚本賞を受 Continue reading