末森英機(ミュージシャン) あるとすれば、正義の戦(いくさ)に、〝奇跡〟は、瞬間の出来事(もの)。露で顔を洗ってくれるような〝癒(い)やし〟は、進行するもの。 「主は、主のときにわたしをいやす」(ルカ17:12-19) Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
ことばの窓 4
詩人とは、見者である。多くの人々が通り過ぎてゆく風景にふと立ち止まり、風の囁きに耳を澄まし、詩(うた)を紡ぐ。それは本来、誰もがもつ視力であるが、大人になるにつれて、忘れられてゆく。詩人は日常に隠れた神と対 Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 37:「すべての人」へのまなざし
「すべての人」へのまなざし 答五郎……こんにちは。ちょっと休んでしまったが、元気かな。前回から「ことばの典礼」の最後の部分にあたる「共同祈願」のことを考え始めたね。 瑠太郎……はい。「共同祈願 Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 31
古谷章・古谷雅子 5月26日(金) オンタナス~ボアディージャ・デル・カミーノ(2) 歩行距離:26km 行動時間:7時間55分 ここからは県境の川リオ・ピスエルガに向かって下り坂になる。イテロ橋(イタリア人の橋)を渡る Continue reading
神さまの絵の具箱 23
末森英機(ミュージシャン) イエス・キリストだけが、フシギを行なわれる。閉ざされた秘密ではない。わたしたちの、体のなかに、天のやさしい風が、吹いていることを感じられるなら。愛が戦いを好むことが、いつでも、わかる。なぜなら Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 30
古谷章・古谷雅子 5月26日(金) オンタナス~ボアディージャ・デル・カミーノ(1) 歩行距離:26km 行動時間:7時間55分 5時45分、前日アルベルゲの売店で購入したバナナと水だけの軽食後出発。まだ薄暗く、金星が輝 Continue reading
神さまの絵の具箱 22
末森英機(ミュージシャン) キリストの言葉に、身をまかせて、水の上を歩くとき。月の届かないほどの、長い梯子がどこまでも、そびえていて、その梯子をのぼることが、神に近よるということを忘れます。独楽のようにおどりめぐり、火の Continue reading
エンドレス・えんどう 9
近年、私は「傾聴」の活動をするために自分の部屋を『お茶の間』という名前にして、話し相手を求めている方の思いや悩みなどを聴かせていただいています。その趣旨は、私が悩みを解決するのではなく、その方と対話を重ねながら、自分で心 Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 36:共同祈願の「共同」って?
共同祈願の「共同」って? 答五郎……さて、「ことばの典礼」を扱って16回目になるね。テーマを共同祈願に移そう。見たことは? 瑠太郎……日曜日のミサに行くと行われていますね。僕が行ったところでは Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 29
古谷章・古谷雅子 5月25日(木) ブルゴス~オンタナス(2) 歩行距離:31.3㎞(巡礼路のみの距離、散策見物などは含まず) 行動時間:8時間5分(含休憩、飲食) オンタナスまでは地平線まで続く広大な麦畑 Continue reading