ラファエロ『柏の木の下の聖家族』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この作品は、ラファエロが25歳で教皇ユリウス2世からローマに呼ばれた際に描いたものです。ユリウス2世からバチカンの署名の間の壁画などを依頼され、同時期 Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
巡礼の約束
信仰とはどういうものなのか、言葉で表せといわれても困ることが多々あります。それは人によってその宗教を信仰する立場や考えが違うからかもしれません。その宗教にとって、一生に一度は訪れたい場所もあります。カトリック信者にとって Continue reading
母との約束、250通の手紙
ロマン・ガリという作家の名前を目にしたことはありますか。私は恥ずかしながら名前は知っていても本を読んだことがありませんでした。彼がどんな小説を書いているのか全く分からないまま、ロマン・ガリという人がどんな人物なのか知りた Continue reading
嘘八百 京町ロワイヤル
朝のワイドショーを見ていると、老舗のお店にアナウンサーが行き、その仕事をお手伝いするというコーナーをやっていました。そこでは、その店のお宝を拝見し、鑑定人が値段を査定していました。夜になればお宝鑑定番組を結構やっています Continue reading
ミサはなかなか面白い 95 朗読は聴くものといわれても……
朗読は聴くものといわれても…… 瑠太郎 こんにちは。すぐ前回の話の続きです。聖書は文字ではなく、聴くものだということで、朗読の大切さは納得したのですが、ミサを見学していると、皆、聖書朗読のときに、『聖書と典礼』(オリエン Continue reading
イーディ、83歳 はじめての山登り
「人生でなにかはじめようとする時、遅いということはない」といわれたことはありませんか。私はまだ若い頃、もうこんなことをはじめるなんて無理と思っていたときに、ある先輩に言われたことがあります。しかしながら、たとえば中高年に Continue reading
アート&バイブル 54:エジプト避難途上の休息
オラツィオ・ジェンティレスキ『エジプト避難途上の休息』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この絵の作者、オラツィオ・ジェンティレスキ(Orazio Gentileschi, 生没年1563~1639)はバロック期に活躍 Continue reading
太陽の家
日本映画の中で、もっとも多く扱われているテーマは何だろうと考えると、それは「家族」ではないでしょうか。数年前に話題になった『万引き家族』もテーマは擬似家族でした。以前にご紹介した日本映画の中にも家族を扱ったものは多くあり Continue reading
ジョジョ・ラビット
ナチス・ドイツを描いた映画はこれまでに何本かご紹介してきたと思います。私がこれまで見てきたナチス・ドイツを描いた映画は、ドイツの残虐さや悲惨な運命に翻弄されるものが多かったように思います。ただ、近年そうではない視点のもの Continue reading
ミサはなかなか面白い94 使徒書の朗読の位置関係
使徒書の朗読の位置関係 答五郎 2020年、明けましておめでとう。 瑠太郎、聖子、問次郎、美沙 おめでとうございます! 答五郎 ミサの面白さを一緒に探 Continue reading