「1867年7月14日(慶応3年6月13日)の夜は豪雨にたたかれながらふけていった。明けて15日の早朝、3時ごろのことである。長崎奉行所の公事方掛役人が本原郷字平の秘密教会聖マリア堂に踏み込んだ。」――これが片岡弥吉(『 Continue reading

「1867年7月14日(慶応3年6月13日)の夜は豪雨にたたかれながらふけていった。明けて15日の早朝、3時ごろのことである。長崎奉行所の公事方掛役人が本原郷字平の秘密教会聖マリア堂に踏み込んだ。」――これが片岡弥吉(『 Continue reading
久志利津男(カトリック浦上教会主任司祭) “長崎から二つ目の世界遺産を!” 平成27年登録された「明治日本の産業革命遺産」に次ぎ、来年の発表に向け慌ただしくなっているのが「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。歴史に Continue reading
日本のキリシタンの歴史の中でもっとも大規模な迫害があったのは、実は明治になってからのことであった。明治政府は維新後もキリシタンの禁教令を解かず、名乗りを上げたキリシタンたちを捕縛し、拷問を加えて迫害した。 なかでも「浦上 Continue reading
「浦上四番崩れ」は、徳川幕府のキリシタン禁制下にあった「崩れ」、すなわち潜伏キリシタンの存在が発覚して検挙された一連の事件の四番目の出来事。一番崩れは1790年(寛政2年)、二番崩れは1842年(天保13年)、三番崩れは Continue reading
人は誰もが、人生の何処かで<私は何のために生きているのだろう?>と考える時期があると思います。僕の場合は、思春期に<生きる意味>を自らに問い、思いを巡らせていました。 『深い河』の中では、それぞれの登場人物が自らの人生経 Continue reading
今年の教会暦はこの6月に聖霊降臨の主日(4日)、続いて三位一体の主日(11日)がやってきました。そこで、今月の特集は、父と子と聖霊という三位のうちの「聖霊」をテーマにしてみました。「目に見えない自由な風」である聖霊、とら Continue reading
竹内 修一(イエズス会司祭) 薫風――それは、私たちに、いつも初夏の香りとその輝きを伝えてくれる。青葉若葉の香り、川面に照り映る日の光、さらには、生けるすべてのものの息遣いまでもが、記憶の彼方から蘇ってくる。聖霊もまた、 Continue reading
鈴木 隆(日本CLC(クリスチャン・ライフ・コミュニティ)代表世話人) キリスト教の祈りは、十字架のしるしで始まります。右手の指(通常は中指)で額に触れ、その手を胸に向けて動かしながら「父と子と」と唱えます。胸の真ん中( Continue reading
カトリック教会のミサの祈りに次のようなものがあります。 「神よ、あなたはまことに聖なる方、すべての聖性の泉。 どうか、あなたの霊の滴で、この供えものを聖なるものとしてください。 わたしたちのために、主イエス Continue reading
聖霊とはなにか、とてもわかりにくいとされている。そもそも「聖霊とはなにか?」という問いかけにクレームがきそうである。「聖霊は人格(ペルソナ)だからなにかではなくてだれかではないか」と。ま、そうカタイこといわずによんでほし Continue reading
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