ながさきの教皇フランシスコ―日本発「いのちと平和のための総力戦」へ

倉田夏樹 坂口安吾に『イノチガケ』という小説がある。戦中の1940年、安吾が最初に書いた歴史小説で、「ゼスス会のフランシスコ・ザビエル」と彼に憧れたヨワン・シローテ(シドッチ)を中心に扱った作品だ。慢性的な神経衰弱に苦し Continue reading


アート&バイブル 50:『キリストの磔刑』『キリストの生涯と受難の物語』(部分)

ガウデンツィオ・フェラーリ『キリストの磔刑』『キリストの生涯と受難の物語』(部分) 稲川保明(カトリック東京教区司祭) ガウデンツィオ・フェラーリ(Gaudenzio Ferrari, 生没年1475頃~1546)は、ピ Continue reading


教皇フランシスコ来日に向けて ・・・そもそもな点をいくつか・・・

大瀬高司(カルメル修道会司祭) 間もなく教皇フランシスコが来日される。報道ベースで今回の来日実現までをなぞってみると、2018年9月12日、教皇は日本からの面会者たちに対して「来年、日本を訪問する意向がある」と表明。同年 Continue reading


『カロル』『聖ヨハネ二十三世』翻訳裏話

枝川葉子・町田雅昭 『カロル』を翻訳するまで そもそもピタウ先生が語る会で、英語で出来ている『カロル』を観たり、DVDを持っている人がいて、すばらしいと話題になっていました。そのうちに習志野教会の英語ができる信徒のグルー Continue reading