レバノン映画


中村恵里香(ライター)

レバノンの映画があるのだろうかと調べてみると、日本で公開されている作品はごく少数です。現在配信サービスやDVDで観られるものを掲載しますが、このリストをご覧になってわかるようにレバノンという国一国でつくられたものは本当に少しです。他国と合作でつくられたものや、イスラエルやアメリカがつくったものがほとんどです。その背景にあるのが1975年から1990年まで続いたレバノン内戦です。今回ご紹介する作品の多くは、レバノン内戦を描いたものが多くなっていますが、今後さまざまな作品が生まれる可能性のある国ではないかと思います。

 

戦場でワルツを Waltz with Bashir

2008年製作/90分/PG12/イスラエル・ドイツ・フランス・アメリカ合作

配給:ツイン

監督:アリ・フォルマン

 

存在のない子どもたち Little Palestine, Diary of a Siege

製作:2018年/上映:2019年/製作国:フランス・レバノン/上映時間:125分

監督・脚本:ナディーン・ラバキー

 

 

リトル・パレスティナ Little Palestine, Diary of a Siege

製作:2021年/製作国:レバノン・カタール・フランス/上映時間:89分

監督:アブダッラー・アル=ハティーブ

 

判決、ふたつの希望 L'insulte/The Insult

製作:2017年/上映:2018年/製作国:フランス・レバノン/上映時間:113分/配給:ロングライド

監督・脚本:ジアド・ドゥエイリ

 

私たちはどこに行くの? Et maintenant on va où?/Where do we go now?

製作:2011年/製作国:フランス・イタリア・エジプト・レバノン/上映時間:110分

監督:ナディーン・ラバキー

 

シリアにて Insyriated

製作:2017年/上映:2020年/製作国:フランス・ベルギー・レバノン/上映時間:86分

監督・脚本;フィリップ・ヴァン・レウ

 

ウォール 絶体絶命 All This Victory

製作:2019年/製作国:レバノン・フランス/上映時間:93分

監督:アフマド・ホッシン

 

 

ショックウェーブ Shock Wave

製作:2020年/製作国:レバノン/上映時間:44分

ジャンル:ドキュメンタリー

監督:Adam Harvey

 

キャラメル SUKKAR BANAT

製作:2007年/製作国:レバノン・フランス/上映時間:96分

ジャンル:ドラマ

監督:ナディーン・ラバキー

 

灼熱の魂 Incendies

2010年製作/131分/PG12/カナダ・フランス合作

配給:アルバトロス・フィルム

日本初公開:2011年

監督:ドゥニ・ビルヌーブ

 

 

戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン WINE and WAR

2020年製作/95分/アメリカ

配給:ユナイテッドピープル

監督:マーク・ジョンストン、マーク・ライアン

 

レバノン Lebanon

2009年製作/90分/イスラエル・フランス・イギリス合作

配給:プライムウェーブ・ネクシード

監督:サミュエル・マオス

 

ゼロ タウン 始まりの地 Zaytoun

2012年製作/110分/イギリス・イスラエル合作

監督:エラン・リクリス

 

ボーフォート レバノンからの撤退 Beaufort

2007年製作/127分/イスラエル

配給:エスピーオー

監督:ヨセフ・シダー

 

父から息子へ 戦火の国より Kinder des Kalifats

2017年製作/99分/ドイツ・アメリカ・シリア・レバノン・オランダ・カタール合作

監督:タラール・デルキ

 

セメントの記憶 Taste of Cement

2017年製作/88分/レバノン・ドイツ・シリア・カタール・アラブ首長国連邦合作

配給:サニーフィルム

監督:ジアード・クルスーム

 


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