切り干し大根というと、醤油味の和食と思っていませんか。これさえつくっておけば、アレンジもできる切り干し大根のワイン・コンソメ煮と赤カブのポタージュスープに超簡単アンチョビスペゲティの3品をご紹介します。
切り干し大根のワイン・コンソメ煮
ベーコンが切り干し大根のうまみとマッチする一品です。
材料(2人分)
切り干し大根(乾燥)15g
ニンジン 1/2本
玉ねぎ 1/2個
さやいんげん 50g
ベーコン(薄切り) 4枚
白ワイン 50cc
スープ 1カップ
固形スープの素 1個
ローリエ 1枚
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
オリーブ油
作り方
1.切り干し大根はさっと水洗いし、ヒタヒタの水に約10分浸して戻し、水気をギュッと絞ります。戻しすぎると、切り干し大根のしゃきしゃき観が亡くなるので注意してください。
2.にんじんは3~4cm長さのせん切りにし、玉ねぎは薄切りに。さやいんげんはヘタをとり、3cmほどの長さに切り、ベーコンは細切りにします。
3.鍋にオリーブ油大さじ1を熱してベーコンを炒め、香りが出たらにんじん、玉ねぎ、切り干し大根、さやいんげんを加えて炒めます。
4.全体に油がまわったら白ワイン、スープ、ローリエを加え、煮立ったらアクをとり、中火で10分煮ます。
5.野菜がやわらかくなったら塩、こしょうで味をととのえ、汁気がほとんどなくなるまで煮ます。
*できあがった煮物が残ったら、卵を割り入れ、多めのオリーブオイルで両面焼けば、スペイン風オムレツになります。また、ロールパンに挟んで食べてもおいしいですよ。
アンチョビスパゲティ
アンチョビの風味と赤唐辛子のぴりっと辛い大人向けの簡単スパゲティです。レモン汁をアンチョビと混ぜることで臭み消しになると共にレモンの風味がさわやかな一品です。
材料(2人分)
スパゲティ 200g
アンチョビペースト 大さじ2
レモン汁 大さじ1
ニンニク 1かけ
オリーブオイル 大さじ2
赤唐辛子 1本
こしょう 少々
作り方
1.スパゲティを表示通りに茹でます。
2.アンチョビペースト大さじ2をレモン汁大さじ1と混ぜておきます。アンチョビペーストがない場合、缶詰のアンチョビをみじん切りにしてレモン汁と混ぜ合わせてもOKです。
3.つぶしたニンニクをオリーブオイルで香りが出るまで炒めます。
4.種を取って小さく切った赤唐辛子を入れて炒め、ガーリックオイルをつくります。
5.茹でたスペゲティとアンチョビペーストをガーリックオイルに入れ、よく混ぜ合わせます。スパゲティのゆで汁を大さじ1入れ、乳化させます。最後にこしょうを少々入れてできあがりです。皿に盛り付ける際に、あれば貝割れ大根かパセリを入れると、彩りがきれいになります。
赤カブのポタージュスープ
赤カブを使ったほんのりピンク色がかわいらしいポタージュスープができます。赤カブがない場合、赤タマネギとカブでもできます。
材料(2人分)
赤カブ1個
タマネギ1個
オリーブオイル 大さじ1
水 500cc
固形ブイヨン 1個
ローリエ 1枚
牛乳 300cc
塩 少々
作り方
1.タマネギは半分に切り、繊維に垂直にスライスします。
2.赤カブは、両端を切り落とし、皮をよく洗って、皮付きのまま薄くいちょう切りにします。(きれいなピンク色に仕上げるために皮付きのまま調理しますので、よく川を洗ってください。
3.鍋にオリーブオイルとタマネギを入れ、炒めます。タマネギが透き通ってきたら、赤カブを入れ、軽く炒めます。
4.水500ccと固形ブイヨン1個とローリエを入れ、カブが柔らかくなるまで約8分ほど煮ます。煮込んでいる間にカブとタマネギをつぶしていくとだんだんピンク色になっていきます。
5.カブが柔らかくなったら火を止め、粗熱を取ります。その際ローリエは取り除いてください。
6.粗熱が取れたら、ミキサーもしくはハンドブレンダーにかけ、液状にします。裏ごしはいりません。
7.できあがったスープの半分を鍋に戻し、牛乳300ccを入れ、沸騰直前までに建て、塩を入れて味を調整します。塩分量はお好みで。スープ皿に盛ったらできあがりです。
*あればピンクコショウを散らすと彩りもきれいです。
*残った半分は、冷凍保存しておけばいつでもポタージュスープができあがります。
*赤カブがない時には赤タマネギとカブを使って同じ要領でつくると、カブとタマネギの甘みたっぷりのポタージュスープになります。
*今回は、牛乳だけでつくりましたが、牛乳と生クリーム半々にするとこってりした濃厚なスープになります。
中村恵里香(ライター)