井上洋治師の霊性的な思索について――その思想と著作の意義

阿部仲麻呂(日本カトリック神学院教授、学校法人サレジオ学院常務理事、サレジオ会司祭)   余白の旅――霊性的な思索 井上洋治師(1927-2014年)が帰天されてから10年経った2024年3月8日に心から語りかけながら、 Continue reading


詩人井上洋治神父を師と仰いで

岡村光章(元国立国会図書館専門調査員、元立正大学文学特任部教授) 「アッバ、アッバ、南無アッバ」という神さまへの呼びかけから、毎日の祈りが始まります。私は、令和4年4月16日にカトリック浦和教会で洗礼を受けました。 受洗 Continue reading


懐かしさと、満ち足りなさと、突き抜けたさと~~井上洋治神父とのふれあいの思い出~~

石井祥裕 井上洋治神父とは二度会ったことがあります。一つは、1980年代前半、所属するカトリック関町教会に講演にいらしたときだと思います。教会の記録と照合していないので、あまり定かではないのですが、関町教会の保護の聖人が Continue reading


井上洋治神父没後10年記念 南無アッバの祈り

中村恵里香(ライター) わたしが井上洋治神父の名前を初めて聞いたのは、中学3年生の時だったと思います。わたしの父(文芸評論家・上総英郎)が遠藤周作氏の仕事場でキリスト教作家の集まり霊の会(キリスト教芸術センターの前身、霊 Continue reading


ガザ学派

石川雄一(教会史家) 現在、ガザという地域は戦争やテロ、難民といった負のイメージと結びつけられて語られることが多いです。そんなガザですが、古代末期から中世初期にかけては、地中海における学問の中心地の一つとみなされていたの Continue reading


イスラエル史(パレスチナ史)

石川雄一(教会史家) 歴史上、パレスチナは様々な勢力の係争地となってきました。特に、ユダヤ教、キリスト教、イスラームの聖地イェルサレムは、様々な思惑が入り混じった複雑な歴史をたどってきました。今回は、そんなパレスチナの地 Continue reading