大井靖子(カトリック調布教会) 貪るように聴いた愛と自由の福音 1960年から1990年の30年間、ほぼ毎年のようにロンドンのご自分の主教区からロシアを訪れ、愛する故国の霊性の復活を願い、時にはKGB*①に監視されながら Continue reading
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⑺ モスクワ・神の母大司教区パーヴェル・ペッツィ大司教、ウクライナ侵攻2年目に: 小さな愛と善のかけらが大きくふくらんで あらゆる悪に立ち向かいます
大井靖子・訳(カトリック調布教会) 主よ、いつまでですか? 過去の出来事の記念日が、なにか新しいものをもたらすとは限りません。わたしたちは、その出来事が今日、社会や人びとにどのように反映しているのか考えたり追求したりせ Continue reading
⑹ 良心の囚人*ウラジーミル・カラ=ムルザ著「教会と戦争」 殺人と暴力の拒否はキリスト教の基本です
ロシアの著名な反体制派政治家でありジャーナリストであるウラジーミル・カラ=ムルザ(41歳)は、ロシアのウクライナ戦争を批判したために、国家反逆罪などで25年の刑を言い渡され、現在、矯正コロニー(刑務所)で服役中です。 ロ Continue reading
⑸ 凍った大地に平和の種を蒔きましょう――教皇フランシスコ、ロシアのカトリックの若者に呼びかける
◇リスボンからサンクトペテルブルグへ ロシア第二の都市、サンクトペテルブルクで、8月23日から27日にかけて「第10回 ・全ロシアカトリック若者の集い」が開かれました。この集いは8月のはじめ、リスボン で開 Continue reading
⑴ 部分動員令に関するロシア・カトリック司教協議会からの訴え
キリストにおける親愛なる兄弟、姉妹、聖職者、修道士、修道女、信徒のみなさん! ロシアとウクライナの対立は、本格的な軍事衝突に発展し、何万人もの命が奪われ、国と 国との、民族と民族との信頼と一致が壊され、世界に存在するすべ Continue reading
ブルガーコフ作『巨匠とマルガリータ』(上・下)
『巨匠とマルガリータ』ブルガーコフ:著、水野忠夫:訳、岩波文庫、2015年定価:上1,070円+税 443ページ、下1,020円+税 403ページ 石川雄一(教会史家) 近・現代ロシアは文学史 Continue reading
死者を死者として終わらせてはならない
戦争で街が破壊され、非戦闘員たちが爆弾の犠牲になっていく。ミサイル弾は容赦なくアパートや劇場、病院に打ち込まれ、女性や子ども、老人たちが犠牲になって亡骸が放置される。 街が戦場と化したとき、そこは地獄の様相を呈する。こう Continue reading