ネット社会の中で、誰もがさまざまなことを発信できる社会になりました。しかし、何気なく言った一言が大きく人を傷つけることがあるのではないかと常々考えていました。それが単純な一言でも、どこかで誰かが傷つくことを考えなくてはな Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
浜の朝日の嘘つきどもと
コロナ禍でどこもかしこも行き詰まり感が強くなっている日々ですが、それは映画も同じです。演劇はOKでも映画はだめなんて時期がありました。なぜ声も発せず、前だけを向き、前を向いてスクリーンを観ているだけの映画がだめなのか、私 Continue reading
こころを開く絵本の世界3〜新しい日常が始まる〜
山本潤子(絵本セラピスト) 倒木更新 9月になりました。蝉の声がいつの間にか草むらの虫の音に変わり夕暮れが早くなったとはいえ、日中の厳しい暑さに秋の訪れを楽しむ余裕はまだありません。 都心の賑やかな商店街に暮らす私の楽 Continue reading
こころを開く絵本の世界2 〜新しい日常が始まる〜
山本潤子(絵本セラピスト) 手放せないもの 今住んでいるマンションに引っ越した時、泣く泣く手放したものがあります。 それはピアノ、引っ越しの多い私たち家族といつも一緒でした。 週末のジャズバンドでサックス奏者だった夫が Continue reading
『祈り―幻に長崎を想う刻(とき)―』
1945年8月9日午前11時02分、長崎市では原爆投下によって人口24万人のうちおよそ7万4000人が一瞬にして命を失った。 この映画の物語は、原爆投下から12年後、1957年の冬の長崎からはじまる。 被爆 Continue reading
こころを開く絵本の世界1
山本潤子(絵本セラピスト) 絵本との出会い 絵本を大人に読むようになって12年になります。子育てが終わり絵本はおしまいと思っていました。 ところが、ある日、読んでもらった一冊の絵本から、私は不思議の国のアリスのように絵 Continue reading
復讐者たち
ナチスドイツの残虐さを表した映画はこれまでにもたくさん紹介してきました。では、生き延びたユダヤ人たちはどうしていたのだろう、それを描いた映画はあまりありません。どんなふうに生きていたのだろうということをずっと考え続けてき Continue reading
アート&バイブル 90:サン・ダミアーノの聖十字架
『サン・ダミアーノの聖十字架』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) アッシジの聖フランシスコは13世紀に生まれ、第二のキリストと呼ばれるほど、愛され、尊敬されている聖人です。イタリアの保護の聖人でもあり、アッシジで生まれ Continue reading
アート&バイブル 89:聖家族―エジプト避難途上の休息
グイド・レーニ『聖家族―エジプト避難途上の休息』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) アート&バイブル21「マリアの教育」と、65「聖ヨゼフと幼子イエス」で紹介したグイド・レーニ(Guido Reni, 生没年1575~ Continue reading
アート&バイブル 88:「聖母子と洗礼者ヨハネ」と「聖家族」
ポンペオ・バトーニ『聖母子と洗礼者ヨハネ』『聖家族』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この二つの絵の作者ポンペオ・バトーニ(Pompeo Batoni, 生没年1708~87)はローマに生まれ、同地で没し、その画業は Continue reading