山本潤子(絵本セラピスト) 消えるもの生まれるもの 私の住んでいる街は駅前の開発が進み、高層マンションがニョキニョキ建ち始めました。学生時代に住んでいたこの地域に再び引っ越してきたのは15年前、私鉄が地下を走るように Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
ONODA 一万夜を越えて
1974年3月、大学3年生だった私は、日本に帰還した小野田寛郎(51歳)さんをテレビのニュースで見ていた。「まだ日本兵が生きていたんだ」という驚きと共に「なぜ戦後30年近くも経って現れたのか」が不思議だった。 それからは Continue reading
こころを開く絵本の世界 5
山本潤子(絵本セラピスト) それぞれの役割 新型コロナの影響で母とは1年半以上も会っていません。「会いたい、会いたい」と綴られた手紙は、もう20通を超えました。毎日の電話では喜怒哀楽、さまざまな感情が飛び出しますが、 Continue reading
屋根の上に吹く風は
皆さんは学校が好きでしたか? 私は小学校は大好きで、本当に通うのが楽しみでしたが、中学、高校はいじめにあうなど、あまり好きではありませんでした。校則や決まり事に縛られる中学、高校時代は本当に通うのが苦痛でした。自由に自分 Continue reading
TOVE/トーベ
トーベ・ヤンソンという画家の名前を聞いたことがありますか? この名前を聞いてすぐにわかった人は、なかなかの児童書好きということになります。でも、「ムーミン」の作者といえば、ほとんどの方がわかるのではないでしょうか。世界中 Continue reading
こころを開く絵本の世界 4
山本潤子(絵本セラピスト) ノンフィクション絵本 絵本を読むようになりその種類の多さに驚きました。ファンタジー絵本、写真絵本、科学絵本・・・分類方法によっては20種類以上もあるようです。偉人とその功績を描いた伝記絵本 Continue reading
由宇子の天秤
ネット社会の中で、誰もがさまざまなことを発信できる社会になりました。しかし、何気なく言った一言が大きく人を傷つけることがあるのではないかと常々考えていました。それが単純な一言でも、どこかで誰かが傷つくことを考えなくてはな Continue reading
浜の朝日の嘘つきどもと
コロナ禍でどこもかしこも行き詰まり感が強くなっている日々ですが、それは映画も同じです。演劇はOKでも映画はだめなんて時期がありました。なぜ声も発せず、前だけを向き、前を向いてスクリーンを観ているだけの映画がだめなのか、私 Continue reading
こころを開く絵本の世界3〜新しい日常が始まる〜
山本潤子(絵本セラピスト) 倒木更新 9月になりました。蝉の声がいつの間にか草むらの虫の音に変わり夕暮れが早くなったとはいえ、日中の厳しい暑さに秋の訪れを楽しむ余裕はまだありません。 都心の賑やかな商店街に暮らす私の楽 Continue reading
こころを開く絵本の世界2 〜新しい日常が始まる〜
山本潤子(絵本セラピスト) 手放せないもの 今住んでいるマンションに引っ越した時、泣く泣く手放したものがあります。 それはピアノ、引っ越しの多い私たち家族といつも一緒でした。 週末のジャズバンドでサックス奏者だった夫が Continue reading