余白のパンセ 6 思い出のプラットホーム――井上洋治神父の姿と本郷での出版人生を追いながら

鵜飼清(評論家) JR飯田橋駅のプラットホームのベンチに、井上洋治神父が腰を下していたという1975年のある日の午後。井上神父は、北洋社という出版社の社長さんに会うために待っていたといいます。 「日本人の心情でとらえたイ Continue reading


アート&バイブル 82:大祭司の前のキリスト

ヘラルト・ファン・ホントホルスト『大祭司の前のキリスト』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この絵の作者、ヘラルト・ファン・ホントホルスト(Gerard van Honthorst, 生没年1592~1656年)は、ネ Continue reading


教育新時代:これからの子どもたちはなにを学ぶか(12)

やまじ もとひろ 首都圏の「長期留学校」 1月、昨年までの「大学入試センター試験(センター試験)」から改められた「大学入学共通テスト(共通テスト)」が、初めて実施されました。 共通テストではさまざまな改革が施されていまし Continue reading


インスブルックの山影に~~苦難の時代に新たな未来を拓いた人々

石井祥裕(上智大学新カトリック大事典編集実務委員) 近現代のヨーロッパや日本の歴史と、信仰に生きた人々のかかわり、そのありようを見つめる研究を細々として研究している身です。『新カトリック大事典』(研究社刊)の編纂にかかわ Continue reading