『典礼音楽の転換点』② オルガヌムとオルガン その1

齋藤克弘  合唱をするとき、よく使われるのが「ハモル」ということばです。「ハモル」もともとは「ハーモニー」、日本語では和音ということばからできた短縮語で、きれいな和音になっているという意味で使われますね。現代の音楽で「ハ Continue reading


ミサはなかなか面白い 72 副文……「主の祈り」に続く祈りの意味

副文……「主の祈り」に続く祈りの意味 答五郎 さて、前回は「交わりの儀」の最初にある「主の祈り」について見たね。きょうは、それに続く部分、日本の『ミサ典礼書』、会衆用式次第でも「副文」という見出しがついている祈りをみよう Continue reading


ミサはなかなか面白い 71 ミサの中の「主の祈り」

ミサの中の「主の祈り」 答五郎 やぁ。「交わりの儀」に入って、前回はまず「交わりの儀」という呼び名に注目したね。かつては聖体拝領の部とも呼ばれていたところだが、ただ尊いものを自分が拝領する、受け取る、というだけでなく、ほ Continue reading


千葉茂樹著『映画で人を育てたい――マザー・テレサに魅せられて』

「今だからこそ見えてきた自分自身の取り組みの意味を問い直そうと思ったからでした」。2018年に85歳になった著者、映画監督の千葉茂樹さんは本書の執筆意図をそう語ります。この一文にある通り、まさに本書は千葉茂樹監督がこれま Continue reading


ミサはなかなか面白い 69 キリストによって キリストとともに キリストのうちに

キリストによって キリストとともに キリストのうちに 答五郎 降誕祭も終わり、すっかり年末気分かな。奉献文の旅も、ようやく最後の部分、栄唱だ。     問次郎 はい。待っていました。ぼくは結構ミサをク Continue reading