石野緑子 私は、「人工妊娠中絶」がなければ存在しなかったかもしれない人間である。 というのは、私は折に触れて「あなたは予定してなかった」と聞かされて育った末っ子だったからだ。そして、私には、実在する兄弟のほかにまだ見ぬ兄 Continue reading
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石野緑子 私は、「人工妊娠中絶」がなければ存在しなかったかもしれない人間である。 というのは、私は折に触れて「あなたは予定してなかった」と聞かされて育った末っ子だったからだ。そして、私には、実在する兄弟のほかにまだ見ぬ兄 Continue reading
朝のワイドショーを見ていると、老舗のお店にアナウンサーが行き、その仕事をお手伝いするというコーナーをやっていました。そこでは、その店のお宝を拝見し、鑑定人が値段を査定していました。夜になればお宝鑑定番組を結構やっています Continue reading
朗読は聴くものといわれても…… 瑠太郎 こんにちは。すぐ前回の話の続きです。聖書は文字ではなく、聴くものだということで、朗読の大切さは納得したのですが、ミサを見学していると、皆、聖書朗読のときに、『聖書と典礼』(オリエン Continue reading
「人生でなにかはじめようとする時、遅いということはない」といわれたことはありませんか。私はまだ若い頃、もうこんなことをはじめるなんて無理と思っていたときに、ある先輩に言われたことがあります。しかしながら、たとえば中高年に Continue reading
日本映画の中で、もっとも多く扱われているテーマは何だろうと考えると、それは「家族」ではないでしょうか。数年前に話題になった『万引き家族』もテーマは擬似家族でした。以前にご紹介した日本映画の中にも家族を扱ったものは多くあり Continue reading
ナチス・ドイツを描いた映画はこれまでに何本かご紹介してきたと思います。私がこれまで見てきたナチス・ドイツを描いた映画は、ドイツの残虐さや悲惨な運命に翻弄されるものが多かったように思います。ただ、近年そうではない視点のもの Continue reading
使徒書の朗読の位置関係 答五郎 2020年、明けましておめでとう。 瑠太郎、聖子、問次郎、美沙 おめでとうございます! 答五郎 ミサの面白さを一緒に探 Continue reading
出遭いがあれば、別れが来る。日常の生活が弛緩(しかん)したときに、他者の介在によって「当たり前」の真意が問われるときがある。その他者が病であったり、事故であったり、死であったりする。そしてまた、他者が異国からの使者である Continue reading
幼い頃、年を取るということがどんなことかも分からず、大人になることを夢見ていたということはありませんか。ところが、ある年齢になり、何気なく見た地下鉄の窓に映る自分を見てギョッとしたことがあります。もう若くはないことは自覚 Continue reading
大手電気会社の代理店に勤める床山さん。今日も元気に「よっ。いい天気だねぇ」と会社に現れました。床山さんは、わたしの直属の上司。 勤続うん十年のばりばりの営業マンでそろそろ定年を迎える年頃です。 長年の人付き合いの経験から Continue reading
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