在日ミャンマー人 わたしたちの自由


ミャンマーで軍事クーデターが起きてから5年。おまだ解決が見られない状況の中で、日本での報道はほとんど見られなくなっています。今ミャンマーはどうなっているのか、日本に避難してきたミャンマー人は? そんな疑問をまざまざとみせてくれるドキュメンタリー映画が公開されています。

©DOI Toshikuni

2012年に製作されたドキュメンタリー「異国に生きる 日本の中のビルマ人」の土井敏邦監督が、ミャンマーの民主化運動のため日本に亡命したチョウチョウソーを追った続編的作品です。
2021
年2月1日、ミャンマー国軍によるクーデターが発生し、ミンアンフライン総司令官が国家指導者の地位に就きました。国軍は前年の総選挙を無効とし、選挙で勝利した国民民主連盟政権の指導者アウンサンスーチー氏らを拘束。国民はこのクーデターに対し非暴力の抗議デモなどで抵抗しますが、国軍は武力による弾圧で多数の死傷者を出し、推定350万人以上が国内避難民となりました。国民が非暴力で抗議でも行う様子を描いたドキュメンタリー映画ミャンマー・ダイアリーは2013年に公開され、当サイトでもご紹介しました。

©DOI Toshikuni

日本でもクーデター直後から、当時約5万人いた在日ミャンマー人の多くが抗議デモを実施。各地で働く技能実習生の若者たちも東京での抗議デモに駆けつけ、現地支援のための募金活動にも奔走しています。
映画の第1部では、日本で抗議デモに参加した若者たちの本音を映し出し、「異国に生きる」のチョウチョウソーのその後にも迫っています。

第2部では、タイ側の国境沿いの町に避難した子どもたちが通う学校を支援する在日ミャンマー人の女性を追っています。

第3部では、国軍とのつながりが噂される日本ミャンマー協会を取材しています。私は、この日本ミャンマー協会の存在を全く知りませんでした。ミャンマーの軍事クーデターは全く日本と関係ないことと考えがちですが、この作品を観ていると他人事と考えてはいけないという思いに駆られました。在日ミャンマー人の若者たちの切実な思いと涙を目にするとき、私たちになにができるのか、再度深く考えさせられる作品です。ぜひ映画館に足を運んで観てください。。

中村恵里香(ライター)

2026年1月30日(金)アップリンク吉祥寺

2026年2月14日(土)新宿K's cinemaほか全国順次公開

公式ホームページ:http://doi-toshikuni.net/j/myanmar/

2025年製作/171分/日本/配給:きろくびと/©DOI Toshikuni
スタッフ・キャスト

監督・製作・撮影・編集:土井敏邦/編集協力:尾尻弘一/整音:川久保直貴/宣伝デザイン:野田雅也


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です