特集101 私の“ソウルフード”


食の思い出を大切に

最近、ソウルフードという言葉がよく聞かれます。各地の郷土料理を指す言葉として日本では使われているものです。その“魂の食べ物”という語句から、今回は発想を広げて、一人ひとりの思い出が詰まった「食」や食べ物を考えてみたいと思いました。あの食べ物、あの料理には自分の家族や仲間、居た場所や心境が刻まれている……そんな思い出が皆さんにもたくさんあると思います。

教会の3月はたいてい四旬節になります。食の節制を心がけることが伝統となり、自分たちのいのちの根底を顧みる、それを通して神とのつながりを意識する、いのちということともとつながっている地球世界の中のすべての生き物、全人類を意識する、そんなことが祈りと内省の主題となる季節です。飢餓地域の人々への支援も呼びかけられるのも、その一環でしょう。

現代社会の中での「食」のあり方も問われている今、日常的にも食料品高騰により「食」自体、そして生活自体を見直さざるをえない状況です。食といのちのつながりを人生や文化、そしてもちろん信仰の観点からも見つめたいと思います。今後も続けてゆきたいテーマです。

 

私のソウル・フード

ニシン漬けとゼンメル

心に残る瀬戸内の味

我が家の定番 鯵のつけ揚げ

 

 


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