コロナ禍になって、テレワークが主流になってきました。家族のために料理を作ることが多くなり、ごはんづくりに苦労する人が多くなっていませんか。1日3食を作らなければならず、メニューに悩んでいる人もいるはずです。
仕事が終わり、疲れているのに、夕ご飯を作らなければならないことに、ストレスを抱えていいませんか。そんな方のためにちょっとした下ごしらえをしておけば、夕ご飯は30分以内で作ることができます。そんなご提案をするコーナーです。
ただし、私は料理研究家ではありません。仕事をしている普通の主婦です。日々、短時間でごはんづくりを工夫している私のレシピをご紹介します。
かなり涼しくなってきたとはいえ、まだ暑い日が続いています。ガス台の前に立ちたくないというのが本音ではないですか? 暑いさなかガス台の前に立って料理するのは大変です。そこで、今回は、下味をつけておけば後はオーブンが料理してくれる豚ヒレ肉と野菜のローストと、ただちぎって混ぜるだけのレタスのお漬け物です。
材料(2人分)
豚ヒレ肉 200g
塩・こしょう 少々
オリーブオイル 大さじ2
ニンニク 1片
ローズマリー 1本
あれば バジル・タイム
ジャガイモ 2個
ミニトマト・ブロッコリー・ニンジン・カボチャ・タマネギなど
作り方
1.豚ヒレ肉は、塩・こしょうをすり込み、保存袋にたたいたニンニク、ローズマリー、オリーブオイルを入れて、空気をぬいた状態で、マリネします。 できれば30分以上つけ込 むことがいいのですが、時間がない場合は、野菜の下準備の間だけでもOKです。わが家ではローズマリーの鉢を育てていますので、枝を1本切って入れていますが、なければ乾燥のものでも、ミックスハーブやバジル、タイムで代用できます。わが家では、週末にまとめて買い物をするので、ヒレ肉を半分に切り、調味料を入れて、冷凍してしまいます。
2.ジャガイモはよく洗い、皮付きのままラップで包み、電子レンジ(500W)で3分温めます。
3.ニンジンは1㎝幅の薄切りに、ブロッコリーは小房に切って、耐熱皿に入れ、電子レンジ(500W)で3分温めます。
4.カボチャは薄切り、タマネギは6〜8等分のくし切りにします。ほかにカブやレンコン、パプリカ、ピーマンなど、焼いておいしい野菜は何でもOKです。
5.ヒレ肉と野菜をバットに並べ、オリーブオイルをかけたら、200℃に予熱したオーブンで20分焼きます。
6.ソースの一例としてバルサミコソースをご紹介します。
醤油とバルサミコソースを大さじ1とハチミツ大さじ2分の1を鍋に入れ、軽く沸騰させたものを添えます。
バルサミコ酢がないという方は、ポン酢にわさびもしくはニンニクのすり下ろしを混ぜてもおいしく召し上がれます。
7.豚ヒレ肉を一口大に切り、野菜とともに皿に盛ればできあがりです。
オーブンのない方は
・料理の手順は1〜4は同じです。
・フライパンにオリーブオイルを引き、中火で熱し、肉を入れ、表面に焼き色をつけます。
・いったん肉を取り出し、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、パプリカなどの野菜を引き詰め、上に肉をのせ、白ワインなければ日本酒を大さじ2杯くらいふり、弱火で野菜が焦げないように注意しながら10分くらい焼き、10分放置します。
・あら熱が取れたら肉を切り分け、お皿に盛れば完成です。
材料(2人分)
レタス 1/2個
塩 小さじ1
酢 大さじ1
塩昆布 大さじ2
輪切り唐辛子 少々
(お好みで)柚子、すだちなど、柑橘類の皮を刻んだもの 大さじ1
1.レタスを1枚ずつはがし、洗ったら、大きめにちぎり、しっかり水気を切ります。
2.厚手のビニール袋にレタスを2回に分けて入れ、塩小さじ1杯を半分ずつ入れます。
3.全体に塩をいきわたらせる用に底をたたくように混ぜたら、レタスの量が半分ぐらいになるまでよく揉みます。
4.軽く水分を絞り、塩昆布大さじ2杯と酢大さじ1杯、刻み唐辛子少々をレタスの中に入れ、塩昆布等が全体に行き渡るように混ぜます。
4.保存容器に移し、少々おくと味がなじみます。冷蔵庫に入れて1週間ほど持ちますので、多めに作っておくとよいでしょう。
5.今回は厚手のビニール袋で作りましたが、大きめのボールや鍋の方がやりやすいかもしれません。
中村恵里香(ライター)