老人の「YH利用の長旅」雑記


Hiro(横浜在住)

我が夫婦は共に1951年(昭和26年)生まれの兎年。
爺は60歳までフルタイムロードー。68歳までは週3日ロードー。今はロードー無し。
悠々はつかないけど、100%自適の世界を満喫できる歳になり、夫婦で長旅を楽しむように。

車利用の長旅は、2~3週間が主。Youthではないが、SeniorとしてYH(ユースホステル)を積極利用。
何故YHか?

①コスパが良い。(朝夕付・個室利用で、@6,000円平均。)

②上げ膳据え膳の一般旅館ホテルでの豪華食事はカロリー過多だし、地元食材を使った普通の家庭料理を堪能できるYHは魅力十分。

③Parent(Owner)さんから、その時々の地元事情を詳しく聞ける。

④同宿の旅人(老若男女+外国人)との何気ないチョットした会話も楽しい。

⑤大昔のYHは全員Meeting等があったらしいが、今は無く、B&B型(ベッド&ブレックファースト:一般の住宅を宿泊施設として改造し、ベッドと朝食のみが提供される)の優れた簡易宿。

……と言った所。

今までの長旅は、北海道南・北海道東・南東北・佐渡往復・関西・四国・沖縄等々。
YHを転々と連泊する車旅の原則は、各YHでの二泊三日。
移動に一日、中一日を現地でユックリ遊ぶ。(洗濯もやる。)これを繰り返す。

旅の楽しみは×三つ。計画時・現地・後からの振り返り。
計画時には色々情報を探るけど、YHについてから「明日の面白どころ」を教えてもらうと、「未知との遭遇」が盛りだくさんに。

例を挙げると、

①リアス唐桑YHでは、ドローンでのリンゴ畑撮影現場に。朝食後、何やら玄関先が騒々しい。今からドローン撮影と。宿泊者全員で(10名ほど)ワイワイ言いながら見学。

②諏訪湖ユーペンハウスYHでは、散策中に、巨木が坂を下る「御柱祭」前日の里曳きに遭遇。人々が、人力だけで巨木を曳き歩く様子が面白かった。

③小千谷ふるさとの丘YHでは、「牛の角突き」大会を観戦(?)。深い山合の闘牛場に数十頭の大きな牛が集まり、日頃の鍛錬を披露する迫力に感服。

④東大雪ぬかびらYHでは、勧められた糠平湖のタウシュベツ橋の見学ツアーに参加。不思議なアーチ橋に魅了された。

⑤YHそのものが、非日常的なことも。京都の清水YHは古い町屋を改装したもの。あすけ里山YHはなんと旧小学校校舎。美山ハイマートYHは茅葺の古民家。夕張フォレストYHは広々とした農園に。何れも、宿舎そのものが珍しく寝泊まりだけで楽しい。

少しく、老人長旅を紹介したが、最後にご参考までに、長旅の旅程をご披露。
横浜と佐渡の往復20日間の実際。長旅の総費用はソコソコになるけど、普段の「生活費+楽しみ代」と考えれば、それほどの費用ではないかも。ご参考になれば幸甚です。
四人に一人が高齢者の時代、YHならずY&S(Young & Senior)H として、爺婆もドンドン受け入れて欲しいと願うばかりです。

(写真提供:筆者)


老人の「YH利用の長旅」雑記” への1件のフィードバック

  1. 貴方は昭和25年生まれの卯年、僕は23年生まれの子年生まれの76歳です。最近カミさんと共に年齢制限なしのユースホステルパスを入手いたしました。
    きっかけは、糸川英夫さんの弟さん、糸川民生さんが書いた本「74歳がニュージーランドを行くーユースホステルひとり旅体験記」1995年10月30日初版 株式会社ごま書房を呼んだからです。昔、学生時代に新潟から船でナホトカまで行き、そこからハバロフスク、そこからシベリア鉄道でモスクワ経由ヘルシンキまで行く計画を立てました。アルバイトで片道ギリギリのお金確か10万円くらいだったと記憶しております。
    それを持ってJTBに行った。担当者から帰りの交通費はどうするの?と聞かれたので、北欧でアルバイトしてお金を貯めます。ここでNGでした。帰路の交通費がないと、パスポートの発行は出来ない(?)ときかされ、やむなく断念しました。
    いまだに持っている夢はユーレイルパスで、沢木耕太郎ばりの「ヨーロッパ深夜鉄道の旅」です。
    無計画で、気に入った街に降り

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