日本型キリスト教私塾の系譜――日本人にとってキリスト教とは何か

倉田夏樹 前近代の日本人にとっての教育と言えば、まず寺子屋を思い出すのではないだろうか。読み書き算盤の手習い、「江戸時代における日本人の識字率は他地域と比類なきほどに高かった」の類の言説は、実証を待たずして日本人に共有さ Continue reading


榎本武揚 士道に生きた開明者の光芒

鵜飼清 昨年(2018年)は明治150年が話題となり、「日本の近代」について考える機会が開かれた年ともなったようだ。大河ドラマでは西郷隆盛が主役の1年だった。いわば官軍の側の主要人物だったのだが、ここでは幕府側の人物とし Continue reading


佐渡の昔話「キリシタンお島と猫」を考える

石原良明 日本は古事記や日本書紀等の神話をはじめ、膨大な、数多くの民話が各地に存在する。それらは忘れられてしまったものもあるのかもしれないが、伝承文学の研究者によって採集され、活字で読めるものも少なくない。 昔話には、た Continue reading


「聖書」を親しんだ日本キリシタン

デ・ルカ・レンゾ カトリック教会は聖書を大事にしているとはいえ、単本としての聖書を用いることが少なかったと言えよう。第二ヴァチカン公会議になってから信者たちが聖書を読むことを薦める以前、典礼では毎週聖書を読むが、あくまで Continue reading