特集23 殉教と迫害の記憶、今新たに


「殉教記念列島 日本」……日本のカトリック教会の新聞や各教区ホームページを閲覧していて、気づきます。一年中、全国各地で殉教記念祭があることに。今年2018年は、特に「ペトロ岐部と187殉教者」列福10周年にあたること、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産への登録が決定したこと(6月30日)、津和野に流配されて命を落とした浦上キリシタン37人に関する列聖申請が教皇庁列聖省になされたこと(7月18日)なども報じられ、キリシタンの殉教・潜伏・迫害の歴史があらためて想起されています。

キリスト教に対する16世紀末から1870年代初めまでの禁圧は日本の近世・近代の歴史そのものにとっても重要な側面をなすもの。その歴史をたえず追体験しようとAMORでは、これまでも触れてきましたが(特集10特集13)、今回は、全国にどれだけ殉教記念地があり、どのように記念行事が行われているかを全貌してみたいと試みました。まさしく、日本が“殉教列島”であること、そしてそれを記念し続けている国であることが見えてくるでしょう。あまり知られていない仙台の殉教事件についても学びながら、この国において、キリスト者の存在がどのような意味をもってきたか、そして今、もっているのかいないのかについて、心を向けていけたらと思います。

(画像提供:岡田謙一)

.

仙台キリシタン殉教

大籠(おおかご)の殉教

キリシタン関係マップ

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

19 + 7 =